生産者紹介「広陵町 奥恵一郎さん」

広陵町でイチゴ栽培を営む奥恵一郎さん。今年はメインの古都華をはじめ、玉姫、奈乃華、ならあかりの4種を育てています。完熟採りにこだわり、出荷先は直売所のみです。イチゴは3月~4月に親苗を育苗。伸びたランナー(茎につく新芽)を間引き根付かせ、子株を育てます。9月半ばに定植し、2週間に一度葉かき、クラウン(根元にある大きな茎)を太らせ、実を大きくします。積算温度(毎日の平均温度の合計)が600℃になると収穫期に達します。15℃×40日甘いイチゴが収穫出来るように、温度とCO2量(光合成しやすい)も管理しています

広陵町の農業塾に通っていた奥さん、卒業生仲間と一緒に多品目野菜も栽培しています。「昨年ズッキーニは8月の大型台風で9割がアウト。200本植え、2000本ほど出荷出来たはずなのに・・・。」と奥さん。「気温が上昇し、霜柱が立たない。寒さで腐っていた里芋がこの2年間は腐らない。以前出来ていた作物が出来ないが、多品目栽培することで気候に合うものがわかるし、長年やっていると変化が面白い」と語ります。

奈良県農民連直売所だより野らしごと2024.2-第10号より

農民連直売所

「旬の里まみが丘」

〒635-0824
奈良県北葛城郡広陵町疋相489-1
TEL / 0745-51-5144

営業時間:9:30~17:30
定休日:なし(※お盆・年末年始休業あります。)
駐車場:有(10台収容可能)

@shunnosato.mamigaoka

「みのりの里しらにわ」

〒630-0135
奈良県生駒市南田原270-2
TEL / 0743-20-6741
営業時間:9:30~17:30
定休日:なし(※お盆・年末年始休業あります。)
駐車場:有(17台収容可能)

@minorinosato_shiraniwa

生産者をたずねて「井上農苑英治さん和恵さん」(大和郡山市)

今回は、北和センターの元気印!井上さんの畑を訪れました。

大和郡山市の白土町と新庄町にハウスを持ち、夫婦で各々の場所で現週間は大玉トマトの収穫・調整などで大忙し。
シーズンを終えたいちごのハウスでは、昨年秋に張ったのにアライグマが爪を立てて登り穴を開けて中に入った跡が残っていたり、バンセンを噛みちぎった箇所があり、
「また補修せねば…」と獣害被害は深刻です。

日々農作業は大変な ことが多いが、夢中になれるこの時間がなんか好き

トマトに関しては、昼から夕方にかけ収穫し、夜調整作業・パック詰め。翌朝に納品するので、晩遅くまで作業し睡眠時間が減ることが多々あるとのことです。
訪問した際、わき芽取りや吊り紐で支える作業されていたのですが、「日々農作業は大変なことが多いが、夢中になれるこの時間がなんか好き」と話し、収穫ピークに向けペースを上げて作業に励まれます。

お互い厳しいときは助け合って頑張っています

この時期(トマト・きゅうり)は、和恵さんが料理を振る舞い、いちご で忙しい時期は英治さんが調理してくれるので、「お互い厳しいときは助け合って頑張っています」。
また、5 年生となった息子さんも学校終わりに圃場に来てくれました。農作業もできることからコツコツとやってくれるようで、期待のホープです。
まさに家族農業ですね。

※6/2(金)の大雨被害で、農作物/圃場/施設で影響のあった場合は写真を保存し、農民連まで相談をお願いします。その他困りと悩み事もなんでも声掛けください。