野らしごとVol.3(2023年2月号)

みちくさ便り、成田剛さん、ほうれん草、イチゴ、ふきのとう、大江とうふ店のもめんとうふ

みちくさ便り

 正くは“一陽来復”ですが、春の訪れと共に“福”も訪れるようにと、この字を当ててみました。

生産者紹介

成田剛さん

高市郡明日香村のいちご農家の成田剛さん。もともとは東京で働いていました。体調が良くない時期があり職場の健康診断でもメタボと診断されたのをきっかけに日々の食事を見直し、体調はすぐに良くなりました。「買って食べるのもいいけど、自分で作ったらもっといいんじゃないか」と農業の興味をもち、2014年に明日香村で新規就農しました。最初は露地の野菜作りから始めましたが野菜作りを教えてもらっていた師匠からいちごの栽培に誘われ師匠のハウスを譲り受け、2015年からイチゴ栽培をスタートしました。 成田さんのいちごのこだわりは昔ながらの土を使った土耕栽培が特徴です。近年いちごの土耕栽培は減っています。土耕栽培は地面にイチゴを植えるため、高畝にするとはいえ、基本的に腰を曲げて作業をするので、体への負担が大きいからです。しかしイチゴの根が張れる土が養液栽培に比べてより多いため、濃い味のイチゴがとれるといわれています。「おいしいと言っていただけるいちごを栽培できるよう毎年改善をおこないながら栽培しています。昔ながらの味の濃いいちごを是非一度お召し上がりください。」 成田さんの昔からの夢だったいちごと点心のカフェ「花水土香」も期間限定で営業しています。自家製いちごをたっぷりと使用したデザートをお楽しみください。

「点心カフェ花水土香」
〒635-0153
奈良県高市郡高取町下土佐339-1 駐車場:5台
営業日:土、日、月曜日(5月初旬頃~10月第2週まで)
営業時間:11:00~17:30(最終入店・ラストオーダー15:30)
予約電話:0744-47-4247
飲茶ランチセットは予約限定(1週間前までの締切)です。

 

https://www.instagram.com/cafe_hanamizuka/

https://hanamizuka.com/

2月のおすすめたべもの

「ほうれん草」
1年をとおして、売り場に並んでいるお野菜ですがほうれん草の旬は2月なんです!野菜には多くの水分が含まれていますが、氷点下になると野菜の水分も凍ってしまい、野菜が死んでしまいます。そこ自ら水分の中に糖を作りだす事で、氷点を下げ凍らない様にしています。だから寒さに耐えた野菜は非常に甘いんです!寒さでほとんど成長しないんですが・・・。ほうれん草に含まれる栄養価ももっとも高くなる季節。
1年でもっとも甘くて栄養豊富なほうれん草。たっぷりとお召し上がりください。

「いちご」
冬の寒い時期にゆっく~~りと成長する事で糖分を貯める期間が長くなり、甘く濃厚な味わいになりやすいいちご。1年でいちごがもっとも甘い季節です。直売所では生産量が少なく、流通にのらないような希少な品種・最新の品種も多く並びます。このおいしい季節にいろんな品種のいちごをお試しください!

おいしい食べかた

ふきのとう

ふきのとうは、ふきの蕾の部分です。ほろ苦い風味が特徴で、春の訪れを感じさせてくれます。苦味には、新陳代謝を活発にする働きがあり、香りが食欲増進させ、消化を助けてくれます。

ふきのとう味噌

 天ぷらもおすすめですが、サッと湯がいて細かくきざみ、甘めの胡麻みそで和えるのもおすすめです。 香りと苦味が大人なお味ですが、春が近づいているのを感じさせてくれる一品です。 まだまだ寒い日が続きますが、ふきのとうをはじめ山菜が楽しめる季節が近づいていますね。

スタッフのおすすめ

「大江とうふ店」のもめんとうふ

 茨城産大豆・里のほほえみを100%使用した大江さんのもめんとうふ。 鍋や麻婆豆腐など加熱調理もおいしいですが、生でいただく冷やっこもおすすめです。 お醤油を少しかけるだけでもよく絡み、大豆の風味をしっかり味わえます。是非お試しください!

旬の里まみが丘よりお知らせ

「旬の里まみが丘(広陵町)店舗改装にともなう休業のお知らせ」
長らくご愛顧いただいている、旬の里まみが丘(広陵町)ですが、施設の老朽化が進んでおり店舗の改装工事をおこないます。

工事にともない2/13(月)~2/18(土)の6日間お休みさせていただき、2/19(日)から営業再開します。お客様にはご不便おかけしますが、何卒ご理解よろしくお願いします。なお、みのりの里しらにわ(生駒市)は通常どおり営業しています。

おすすめ記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA