北和だより 2024.4.20

奈良県農民連北和センター2024年定期総会報告

北和センターは3/30、大和郡山市片桐地区公民館で定期総会を開催しました。実出席は26名、委任状196名。2023年の活動まとめと2024年の活動方針を決定しました。

総会前の学習会は、武術研究家の桜井亮輔さんを招いて、「重たいものをもつ」をテーマに上手な体の動かし方を学習。実践を交えた学習会は、自身の体の操作を知ることで、余分な負荷がかからない荷物の持ち方を学びました。

総会は2023年度の活動のまとめ、2024年の活動方針を決定。討論では`Hさんが「三宅町の学校給食納品の取組み」、若手農家のMさんが「農民連との関わり」、Mさんが「女性部の活動報告」、Tさんが「(農)みんなでの活動報告」、Mさんが「石川能登半島災害支援について」の発言・報告を行いました。

その後の交流会で、天理市のIさんは「鳥獣害に悩んでいる、良い知恵があれば教えて欲しい」、初めて参加の天理市のYさんは「雇用の確保が難しい、また集まりで情報を共有したい」、大和郡山市のYさんは「方針にもあった相続登記を我が家でも見直したい」、天理市のIさんは「自分の初任給が8千円の時代、田んぼ価格は100倍の80万円。それが初任給20万の今の田んぼ価格は100万。政府が農民を馬鹿にするのもいい加減にしてほしい」など様々な声が上がりました。最後にみんなで団結がんばろうと気持ちをひとつにしました。

今年度の役員は昨年度引き続き再任になりました。

役員の皆さま、よろしくお願いします。

レンコンプロジェクト、今年初めて開催!

3月31日、北和センターと地産地消給食活動に取り組む大和郡山子どもの食を考える会がレンコンプロジェクトを開催しました。

同市内組合員の米・レンコン農家のHさんは、借りている田んぼのひとつを7・8年前からレンコン畑に変えました。「毎年所々蓮が咲いていて、米の作り方を減農薬に変えたところ、レンコンが増えていった」とHさん。今では夏に一面に蓮の花が咲きます。

プロジェクトには、市内親子10名が参加。まずレンコンの深さ(30cmくらい)の上まで大きなスコップで堀ります。そのあと小さなスコップでレンコンを傷付けないように、折らないように手探りで掘っていきます。水が溢れてくるので、その都度すくい上げます。これがなかなかの重労働。「探すのにレンコンを触りすぎると、その部分が黒くなってしまい、見た目が悪く痛みも早くなってしまうので売り物にはならない。」と商品になるまでの大変さも教わりました。

皆さんドロドロになりながらも3時間ほど集中作業。採れたレンコンを綺麗に洗いました。「こんなに大変な作業とは・・・レンコンを食べるたびに思い出します。良い気候でタンポポ、つくし、ザリガニ、田ウナギなど春を感じる事が出来ました。貴重な体験ありがとうございました。」「最初採れてからまったくレンコンが見つからず、思っていた以上にしんどい作業でした。」「大変な作業で、次の日の筋肉痛が心配です。でもその分レンコンを食べるのが楽しみです!」と参加者の声が届きました。

みんなで学習会~第一回「里芋とさつまいも」

4月8日、北和センターは品目に応じた専門DVDを鑑賞しながら、みんなで学ぶ学習会を開催しました。

参加者は10名、第一回目はこれから植え付けを迎える里芋とさつまいも。動画で里芋の逆さ植えや土着微生物を殖やす土づくりについて学び、その後は実体験を交えた情報交換を行いました。

「一つの作物でも人それぞれの作り方があり参考なった」「またこんな機会を増やしてほしい」「みんなで話し合いが良い、実践してみたい」参加者の感想です。

次回6月に開催予定です。

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