橿原市 山村純さん

橿原市 山村純さん

橿原市で米作りをする山村純さんは、今年で就農8年目。

元々サラリーマンでしたが、退職後、大好きな旅行・再就職・農業研修を経験。その間起こった東日本大震災や食料自給率・農業の後継者問題などをきっかけに、新規就農しました。やるなら肥料や農薬を使わず自然栽培でと決めていた田んぼは、2 反から今年4町8反になりました。

栽培する品種は、はつしもとヒノヒカリ。直売所で販売するはつしもは稲株も大きく強く、奈良県では珍しい品種で、人気があります。

育苗から自分で行い、6月10 日頃から田植え。除草作業が大変な無農薬米のポイントは水管理。ないと稲は育たないし、草も生える。入れすぎるとジャンボタニシの被害の心配もあり、常に薄々の水を張り、管理をするのが大切です。

田んぼの数が多いと水の見回りが大変ですが、一昨年出会った 同市で無農薬米を作る山尾さんの助言で、田んぼを集約するこ とができました。

「仕事は面白くて好きです。大変だけど、農 業で生活できることがありがたい。」と山村さん。「年々農業を 続ける人が減り、代わりにやってほしいと声がかかることが多 い。田んぼがある景色を残したいけれど、一人で出来ることは 限られているので、これから就農する人が米作りで生活出来る しくみやモデルケースを作っていきたい。」と語ってくれまし た。

稲刈りは10 月15 日頃から開始。店頭販売は11 月から の予定です。

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