3.8-9大阪で全国農民連の青年部総会 令和のコメ不足、日本の食糧自給 農民のできることは?
農民連青年部第33回総会が3/8-9、大阪府で開催され、のべ30名(奈良県から3名)が参加しました。
総会では令和の米騒動問題や食料自給
率について現状確認し、その対策に農民は何かできないか議論がされました。
討論では「理想より現実のため有機をめざすのは二の次にすべきか」、「米などの増産を図り余剰分は輸出するべき」「生産はするが全て海外輸出することで、政府に危機感をもたせる手もある」などの意見が出されました。
また、新規就農者を支援をし
ている方から「就農希望者は何らかの理由で焦っている人が多い、準備不足で危なっかしい姿も見ている」、「多額の借金を背負わなくてすむよう技術を学べるようにしたい」などの意見も。
懇親会では、福島県で米50haと大規模で生産している若手農家や群馬県や福島県の畜産農家から現状報告され、奈良県では聞けない情報もいただきました。
2日目には食品添加物に関する学習会が行われ、ワークショップでウインナーを資材に実験を行い、知見を深めることができました。

3.9原発ゼロ奈良の集いで 農民連から出前マルシェ
東日本大震災と東京電力福島第一原発事故
から14年を迎えます。毎年3.11をはさんで全国各地では「さよなら原発」をテーマに集会やデモが行われています。
奈良県でも3/9、JR奈良駅前で「3.9 原発ゼロ・被災者支援奈良のつどい」が行われ、500人が参加。
つどいでは原発賠償京都訴訟原告団共同代表の福島敦子さんから運動の現状や課題のお話をいただきました。
また各団体からのリレートーク、うたごえコンサートが開催されました。農民連北和センターの竹内さんが産直野菜を携えて出前マルシェのお店を開き、10万円の売り上げがありました。

筒井幼稚園での味噌づくり体験
大和郡山市立筒井幼稚園で3/4、味噌作り体験会が開催され、年長園児と保護者30人が参加しました。
味噌作り講師は、Kさん。非農家から就農した夫と二人で野菜の専業農家です。野菜のほか発酵食品を使用したお菓子を作り、直売所へ出荷しています。
味噌づくり体験会のきっかけは、『子ども達に畑や味噌作りを体験させよう』と保護者OBで新婦人の方からの呼びかけによるもの。
『昔から伝わる日本の伝統食の味噌は、シンプルな材料で簡単に作れます。自宅でもチャレンジしてください』とKさん。
園児たちは材料を混ぜ合わせ、味噌団子にする作業に目をキラキラさせていました。
半年後の出来上がりが、今から楽しみです。

