県連ニュース2025年6/8号

大和・令和の百姓一揆 第2回目開催します

安心して米を作り、安心して米を食べられる農政を求めて、今年2回目の百姓一揆を 開催します。

今回は署名、チラシ配布など宣伝行動を予定しています。


とき 6月20日(金)午後3時~4時
ところ JR奈良駅前

昼マルシェも同時開催を予定(許可申請中)
参加できる方や詳細については事務局までご連絡ください。

玉プロ収穫祭 5/25 大和郡山子供の食を考える会

地産地消給食を目指す大和郡山子どもの食を考える会は5/25、昨年11月に植え付けした農業体験『玉ねぎプロジェクト』の収穫祭を行いました。

参加者は13名。体験は、市内組合員・喜多裕一さんが指導。小雨降る中の作業でしたが、子ども達は元気いっぱい玉ねぎを抜いてくれました。

収穫後は葉と根を切り落とし、サイズ分け。納品準備まで行いました。切り落とし作業では、『玉ねぎが目がしみるー。来年は持ち物にゴーグルいるわ』との声も。

作業後は、スタッフが用意した玉ねぎかき揚げバーガーと玉ねぎスープを楽しみました。

収穫した玉ねぎは、6月中旬の市内学校給食の献立『大和郡山カレー』の日に納品予定です。

生駒の未来を守るFマルシェ みのりの里、生駒のYさんが消費者にアピール

生駒市で地域の食と農・未来を一緒に守っていくイベント『恵みつながるファーマーズマルシェ生駒』が5/31、開催されました。

マルシェは、生駒オーガニック給食推進委員会が主催。地元野菜を使用した弁当やお菓子の食べ比べや子ども屋台、音楽ステージなどで盛り上がりました。

奈良県農民連直売所・みのりの里しらにわも出店し、生駒市産を中心とした旬の野菜を販売。特に新ニンニク・新ジャガイモ・新玉ねぎ・ヤングコーン・スナップえんどう・青梅が人気でした。

地元農家のYさんも対面販売に参加。レシピを配布し、美味しい野菜の食べ方を伝えました。

マルシェは今後も継続していく予定で、農民連も直接消費者と繋がる場として応援していきます。

奈良産直センター 定期総会を開催 5/30

農民連・奈良産直センターは5/31、第33回定期総会を行いました。

委任状、実出席合わせて159名が参加。総会では、近年続く異常気象から全体的な出荷量が落ちていること、ブナシメジや菌床しいたけの生産者の廃業問題など課題が報告され、共有されました。

一方、かぼちゃや秋ジャガイモなど部会で栽培する品目は概ね順調に出荷されたことなど、一定の明るい報告もありました。

米の問題や高温障害など続いていますが、こんな時こそ、産直センターが必要だと、みんなで確認し合いました。

総会後、肥料の上手な使い方の学習会を開催しました。新たにKが事務局次長に選任されました。

参加者からの発言 (抜粋)

農民連の役割が上がってきている。国やメディアは古古米がどうのと言っているが、根本的な問題はうやむやに。橿原市こども園への有機100%の米の供給について市と共同で進めようとしている。地道な活動が重要だ。(橿原市Y)

三宅の学校給食に野菜、特栽米を入れている。幼稚園などへもお米を供給している。生産者と消費者が触れ合える機会が増えていってほしい。(三宅町H)

軟弱を中心に去年から新規就農している。去年は野菜の値段も上がっていたが春ごろから下がってきて苦しい。安い物を求める消費者が多いが、いい物をつくりそれを買ってくれるように頑張りたい。(宇陀市H)

 

米と野菜、一部ぶどうなども作っている。昨今はマネーゲームのような売り買いが、特に米ではみられるが、その様な事に一喜一憂しないことが大事だと思う。(五條市S)

少量多品目で生産を生産している。産直センターの勉強会はいつも勉強になる。今後も参加したい。(葛城市Y)

物価高などもあり野菜の売れ行きも変わってきている。作物を考えながら人参なども作りだした。(広陵町M)

特別学習会 講師:藤万肥料代表 [肥料を上手に使おう]

奈良県農民連で春と秋の年2回、肥料の共同購入でお世話になる藤万肥料のF代表を招き、肥料の学習会を開催しました。

140年前から柿の産地・五條市で有機肥料を扱い、現在で5代目。年2回(6月、
11月)肥料の価格改定があるといい、適切な施肥で経費を減らし、作物の出来を良くするには、自身の持つ圃場のポテンシャル(潜在力)をまず知ること。

植物の生育は、一番不足する栄養分によって作物の収量が左右される(ドべネックの桶)ので、土の健康状態を土壌診断で把握、バランスの取れた土づくりを行うことが大切とのお話し。

土壌診断検査項目を“人の状態”に例えて各項目のポイントを化学的に詳しく説明しました。昨今問題になっている高温障害を軽減させるのに、微量要素である「ケイ酸」が葉の気孔の開閉(呼吸)を助け、植物の体内気温を下げるのに一役買っている点やタンパク質の原料となるアミノ酸肥料を施肥することで、根の育成が促進され、有機的栽培の農産物の栄養価アップ•おいしさに繋がることが報告されました。

参加者から「水稲に効果的な施肥時期はいつか?」「高温対策として、ケイ酸を含む肥料を多く施肥して良いのか?」など質問が出され、藤井氏は「どの資材でも少な目に施肥し、追肥で対応することが大事。土壌のバランスを崩さないように気をつけてほしい」と呼びかけました。

春秋の肥料の共同購入では、今回の学習会を踏まえ提案する肥料のラインナップを再考したいと考えています。

また、今回の学習会資料を希望される方はご連絡ください。 :0744-54-2966

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