県連ニュース2025年9/21号

女性部活動報告 9月 2つの企画 県母親大会と朝市・直売所見学

奈良県農民連の女性部は9月、2つの企画に取り組みました。

一つは9/7の奈良県母親大会(全体308人参加)、農民連から奈良市のお茶農家・Iさん他4名が参加しました。記念講演でライターのWさんが「50代で知った女性に対する差別や不平..これって私のせいですか?」をテーマに講演しました。

二つ目の企画は 9/10 女性部の研修会として北和センターの朝市見学と交流会、農民連の直売所旬の里の見学をしました。

朝市は小規模でしたが朝取り野菜や果物が数多く並んでいました 交流会では(農)みんなでの手作りお弁当をいただきながら 出荷者の話にたくさんのやりがいや楽しみなどの話を聞きパワーをいただき、まだまだ頑張らなければと思いました。

直売所・旬の里でも野菜高騰の中、こだわりの野菜や果物がいっぱい。同じ県内の農民連でも知らない取り組みがいっぱいあって、とても有意義な研修会になりました。

3人の方から感想を寄せていただきました。

(女性部長 I)

89歳の出荷者に質問攻め! 御所市・Yさん

最初に北和センターの朝市を見学しました。販売していた手作り座布団も色とりどりできれいでした。野菜もこじんまりとまとまっていて買いやすさを感じました。

交流会では偶然にも同級生と再会しミニ同窓会の様でした。朝市やお弁当は朝早くから作業をされていると聞いて感心しました。

出荷生産者で89歳の男性の方。元気でいる秘訣やら農作業の話を聞いてみんなから質問攻めにあっていました。やさしさが伝わってきてうれしく思いました。

お弁当もそれぞれの材料を活かした料理で堪能しました。直売所・旬の里ではたくさんの野菜が入荷し棚の並べ方などお店の苦労を感じました。一日みんなとの会話がはずみ、大変楽しい体験でした

学生時代の同級生にも出会えた 奈良市・Tさん

中和・南和の皆様、北和センターに来て頂きありがとうございました。

交流会に参加させて頂き、皆様と会え、また学生時代の同級生・Yさんに20年以上ぶりに出会えて、話が進み、パワーを一杯頂きました。

デザートに立派なブドウ、甘くて美味しかったです。

自分の丹精込めたいちじくが、直売所・旬の里でどの様に販売されているのか楽しみでした。入り口正面に並べて頂き、嬉しかったです。一寸気付いた事は、バーコードが商品の向きと反対に貼っているのでびっくりしました。

いろいろ勉強になりました。ありがとうございました。

冬野菜に向けエネルギーもらった 五條市・Yさん

女性部の行事に参加しました。農民連北和センター「朝市」の見学と集荷生産者との交流会、昼食は「みんなで」の地産地消手作りのお弁当をいただいて、午後には旬の里直売所でお店の説明と出荷生産者さんの交流・質疑応答でした。

今季は厳しい猛暑で収穫は夜明けからで、旬の里も朝市も新鮮なものが並んでいました。すごく高齢の方もいらして、私も冬野菜に向けて苗植え、種まき、水やりに精を出していくエネルギーをいただきました。

女性部今後の企画

9月28日(日)-29日(月)
全国母親大会IN東京
オンライン参加 明日香事務所

12月10日(水)
マコモのリースしめ縄作り
参加希望の方は事務局まで

畑回り勉強会 9/15 浦和農園の通年栽培 休耕畑のローテーションで 元気なネギつくり

9月の畑回り勉強会はネギ。

今回の研修地は奈良市藤原町のU農園。 9月15日午後3時、未だ真夏の様な太陽が照りつける、3ヶ月ぶりの野外での畑まわり勉強会でした。

五條市や四條畷の遠方からも含め20名の参加がありました。ネギ生産者のUさんは京都のネギの生産法人で4年間の研修後就農して8年目、1.2haの畑で九条ネギを作っています。

美味しさと棚持ちの良さで定評のあるUさんの九条ネギ、その基本は土作りにあります。緑肥、バークチップ、多様性のある菌堆肥、ネギに効果的な化成肥料等で良い土を作り、ネギがしっかり根を張れるようにする事で元気なネギを作ります。

1年間は何も作らずに土を休ませるためのローテーションや一人で土づくりから出荷までをこなすための効率的な工夫が作業工程の全てに活かされています。ネギの良し悪しを決める芽出ししたネギ苗の美しさも格別です。

参加者からは、1年間通年でネギの出荷ができるように綿密な計画を立てているのは、とても勉強になった』『大和郡山の学校給食用に今から準備して3月に出荷出来るようにしたい』など意欲的な感想が聞かれました。

後日、Uさんから「当日の説明でよかったのか不安です。個人的に詳しく知りたい方がいれば、時間を作りますので連絡してください」と親切で有難い
連絡をいただきました。ご希望の方は事務局までお問い合わせ下さい。(北和センター M)

直売所のコメ部会 9/8 今年は平年以上の出来 販売・出荷ルールを見直し

旬の里とみのりの里両直売所に出荷している生産者の米部会が9/8、開催されました。10名の参加でした。

今年は水不足が心配されていましたが、参加者の作柄は通常通りか、もしくは、昨年より出来が良いとのこと。ただ稲刈りまでの高温障害が心配との声が出されました。

昨年度の米販売・米出荷のルールの見直し・最低価格の設定などをテーマに議論しました。

『奈良県がめざす3年先の品種改良は遅すぎる、他府県が出来ているのになぜスムーズに進められないのか』『自身の個人売りの値段が決められない。今日の会議を参考にしたい』『この先何年か後を見据えて価格をつけないといけない』など、様々な意見が出されました。

中でも適正な最低価格が難しく、緊急の場合、価格変更の判断が出来るように体制を作ることとし、直売所米部会長を選任することになり、今年度は、三宅町のHさんが選ばれました。

(みのりの里しらにわ N)

農家のアンケート223人 第二弾 ※出された具体的な声を数回に分けて掲載 悩みや要望がいっぱいです

〇低年齢からの食育を充実させ、規格外品(但し可食範囲はしっかり有るもの)の価値を

〇買い手がつかない先祖代々の農地を抱えて辞めようにも辞められない零細な家族農家をもっと大切にしてほしい。件数でみれば圧倒的多数を占める零細家族農家(ほとんどが年金生活者)こそが、農機を新規購入する資力も乏しい中、日本の食料を担い草刈り等を通じて害虫対策や地域の安全・景観維持を行っているのです。

〇行政は「農家の所得補償」を行うにしても所詮大規模農業や認定農家しか対象にしないだろう。「機械購入の補助」と言っても、所詮認定農業者に対する利子補給だけだろう。小手先の政策でお茶を濁すだけ。「零細な家族農家は、社会的にコストがかかるから廃業しろ」と言われてるに等しい。それならばいっそのこと、耕作放棄地を政府が買い上げるなど零細農家が安楽死できるように政策を行え。今のままでは生殺しだ。

〇農業インフラの整備改修を行うにしても、土地改良区を通じて農家に費用負担を求めてくることは目に見えている

〇農林漁の輸入を減らし自国(日本)でまかなえるようにもっと保護してほしい。援助金、価格保障、計画生産(地元の野菜作りを支援)など

ご協力ありがとうございました。

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