県連ニュース2025年8/10号

9月のなんでも勉強会

テーマ 消費税とインボイス
と き 9月5日(金)14:00-16:00
ところ 農民連県事務所(明日香村)

消費税は2年前の売上が1000万円を超えた場合、1000万円以下の売上でもインボイスを登録した人が対象です。

様々な特例措置があり、知らないと損することも出てきます。帳簿や伝票などの保存も厳しいものがあります。

改めて制度の内容を確認して、来年の申告を準備しましょう。
参加希望の方は、事務局までご連絡ください。

消費税一口メモ

消費税率がゼロになると農家は大損する

食料品に係る消費税をゼロにする政策を掲げる政党があります。

国民全体では一定の物価対策にはなりますが、食料品が非課税0%になってしまうと、農家にとっては大打撃です。
これまで食料品8%だったのが、0%になるということですから、収入が8%減ることになります。

一方、農業資材などは10%のままなので、所得は収入が減る分だけ同様に減ってしまいます。

物価高対策と言うなら、消費税廃止をめざしつつ、「一律5%への引き下げ」が一番、現実的です(図2)。


消費税が免税になれば、少し事情が変わってきます。免税は消費税がかからないということ。輸出企業は売上は免税です。トヨタなど輸出大企業20社は消費税2兆円以上の還付を受けています。
輸出大企業優遇税制です。免税は、非課税の0%と似ていますが、輸出大企業に大きな特典があります。

農家も本則課税で消費税を申告している場合、還付申告で納めた消費税が戻ってきます。でも農家の大半は、簡易課税で申告しているため、還付申告ができません。やはり消費税は、一律
5%の引き下げがベストです。

農家のアンケート 223人 悩みや要望がいっぱいです

出された具体的な声を数回に分けて掲載していきます。

〇物価の上昇歯止め「消費税5%元へ戻すより」
〇高額治療値上げ訴訟「絶対させてはならない」
〇やさいの価格を安定してほしい
〇農家や農業がなくなって食糧を生産する人がいなくなって一番困るのは国民・消費者です。国策として農業と食糧生産を支援することが重要
〇新規に就農する人を育て支援する取り組み(北和でのなんでも助けたい?に興味があります)
〇高齢となり就農が困難となっている。後継者がいないので、他の人に依頼したいが道路、水路農政の改良が必要。現在地域計画が始まっているが実現したいものです。
〇水田放棄地を元の水田復帰作業費に対する補助はありませんか
〇兼業で新規就農をできるよう、集落営農などの仕組みを整えるシステムがあればよい。
〇農家の生活を守ってくれることが大切。このままでは離農する若者が増えるのではと心配
〇田原本町において、八田、法貴寺地区は農振地であり、その地区内を通る農免道路が今や産業道路と化し、大型トレーラー、マイカー等が数多く通ります。近くにサッカー場(磯城高校)あと又数年後には県の免許センターの設置が決定にもかかわらず農産者に対する安全な対策は皆無。農民の安全確保をどのように進めるべきか指導していただきたい。

農民連野菜の追っかけシリーズ

大阪谷町ごはん屋さんnim
パレスチナ支援目的にフリマ開催

猛暑の大阪谷町のごはん屋さんnimさんで、もしもしフリーマーケットin大阪が7/27、開催されました。

このもしもしリーマーケットはパレスチナへの支援の寄付を集める目的ではじまったイベントです。

ごはん屋nimの竹林さんは、パレスチナ支援のスタンディング行動や、能登地震の救援ボランティアにも、農家や知人と一緒に何度も参加し、店内でも継続的に支援活動をしてきました。

今回は、奈良県農民連のみんなでからも参加、奈良の野菜や果物を販売しました。

店舗の 1.2階とも満員の盛況で、若い参加者で一杯。2つの段ボールの野菜は全て完売し、寄付金13万円があつまりました。

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