野らしごとVol.5(2023年4月号)

季節の野菜のこぼれ話やイベント情報などをお届けします。

みちくさ便り「土の根ネットワーク」、生駒市「ひらひら農園」、山菜、みんなでさんの「米麺」、マルシェ

みちくさ便り

全世界で 100 万部のベストセラー 「樹木たちの知られざる生活」著者ペーター・ヴォールレーベン

木や植物は” 根” でおしゃべりをしている。 弱っている仲間がいたら、皆で栄養を補い合って助け、子育てもする。人と同じで、家族や仲間・菌との共生なしには生きられない。そんな驚きの木の生態が分かり、読後は木の皮が関いえるよう ヨーロッパでは、温暖化で暑すぎる南を逃れて、木の北上が始まっているという。

生産者の紹介

生駒市高山町 ひらひら農園さん

生駒市高山町で農業を営むひらひら農園さん。夫婦で農業を始め、今年で9年目になります。13アール9棟のハウスでは9種類のレタス、ハーブ、エディブルフラワーの他、かぶ、黒キャベツ、早採りトウモロコシなど多品目の野菜を栽培しています。季節により路地のレタス栽培もしており、青空の下、一面に広がるレタス畑はとても美しい景色です。

コミュニケーションを大切にしている平沢さん。出荷時やマルシェでは、お客さんや店のスタッフに野菜の知識や料理法など熱心に話してくれます。直売所のほか飲食店への出荷も多く、一軒一軒足を運び、上質な野菜への信頼と共にお店のシェフとの会話が新たな供給先の開拓や新品目の栽培に繋がる事も多いと言います。

幸せと感じる時はという質問に「日が昇る早朝の静けさの中で作業をしている時間は至福の時ですね。また畑で育っていく野菜の美しさにも感動します。そして目指す農業の方向が妻と同じという事もとても幸せなことです」と笑顔で語ります。

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店長のぼやき

春になったと思ったら夏のように暑い日が出てきました。3月平均気温は、平年と比べ3℃ほど高かったそうです。4月もこのまま暑くなるとの予報。人間でも体調管理が難しい。調節できない植物は、本当に影響が大きく農業が年々難しくなっています。毎年異常気象がこれだけ続くと、農家はそれを前提に野菜の栽培計画をたてますが、ここ数年は異常がひどくなる一方。気温が上昇で害虫の異常発生や病気の増加、種を撒く時期の調節など・・知識というよりは運に頼る場面が増えています。食の安定供給という面では、年々不安になっています。

4月のおすすめたべもの

4月は端境期

夏野菜・冬野菜という言葉はよく聞きますが、春野菜・秋野菜という言葉はあまり聞かないと思います。実は春が旬の時期というお野菜はほとんどありません。野菜のほとんどは夏野菜か冬野菜なんです。白菜・大根などの冬野菜が終わる一方、豆など旬が始まるのは5月くらいから、その為季節の変わり目はお野菜の種類が少なくなります。この期間を端境期といい、奈良県の農業では3-4月、8月下旬-10月中旬がこの期間にあたります。

おいしい食べかた

野菜が少ないので昔の人は、この季節山菜を多く食べていたのか・・4月は山菜が多く採れる季節です。

(わらび)おひたしや天婦羅、炊き込みご飯の具材、パスタの具材、麺類の具材など幅広く使える山菜です。灰汁抜きが必要ですが、灰汁抜き方法は簡単、鍋に入れたわらびに灰か重曹をふりかけ、そこに熱湯を入れ一晩置いておけばOKです。すぐに使わない場合は灰汁抜き後水に浸した状態で保存し、毎日水を交換してください。1週間くらいは保存できますが、食味が落ちていくので、早く食べるのをおすすめします。

(こごみ)灰汁抜きをせずに食べられる山菜です。味にクセがなく、優しい歯ざわりと強いぬめりが特徴の山菜です。天婦羅、おひたし、あえものなどにお使いいただけます。

(せり)奈良時代から食べられている山菜です。さわやかな香りと歯ざわりが特徴なので、加熱する場合は、火をとおし過ぎないように注意してください。灰汁が強いので沸騰した塩水で10秒程度茹で、氷水にいれる。熱をとった後もしばらく置いて灰汁を抜いてください。

おひたし・あえもの・天婦羅、汁物の薬味としてもお使いいただけます。

 
スタッフおすすめ加工品の紹介

みんなでさんの「米麺」

奈良県産の化学農薬・肥料を使わずに育てたお米で作った米麺は、お店の人気商品です。原材料は米粉と馬鈴薯澱粉のみ。小麦グルテンは使用していません。

茹で時間1分~1分半。沸騰しただし汁にそのまま入れてもよし、調理時間も短く便利です。うどんの代わりに、パスタ、サラダパスタ、フォーなど様々なレシピにお使いいただけます。暑くなるこれからの季節、一度茹でて冷水でしめていただくぶっかけ麺がおすすめですよ。是非お試しください!

 

https://www.instagram.com/nouminnade/

https://nouminnade.thebase.in/

直売所ニュース
みのりマルシェ再開!旬の里店頭販売!

3月は「大地のいぶき農園」「みとちゃ農園」がマルシェを開きました。あいにくの雨天でしたが来店されたお客様と交流しながらの販売でした。

4月8日は旬の里でも店頭販売を予定しています。農家のお母さん達と自慢の農産物・加工品に会いに来てくださいね!

 
農民連直売所
「旬の里まみが丘」

〒635-0824
奈良県北葛城郡広陵町疋相489-1
TEL / 0745-51-5144

営業時間:9:30~17:30
定休日:なし(※お盆・年末年始休業あります。)
駐車場:有(10台収容可能)

@shunnosato.mamigaoka

「みのりの里しらにわ」

〒630-0135
奈良県生駒市南田原270-2
TEL / 0743-20-6741
営業時間:9:30~17:30
定休日:なし(※お盆・年末年始休業あります。)
駐車場:有(17台収容可能)

@minorinosato_shiraniwa

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